ちびまる子ちゃん。
作者のさくらももこさんは、私の卒業した短大の先輩です。同じ短大の卒業生ということもあってよけいに親しみが湧き、さくらさんの著書をよく読みます。
「さるのこしかけ」というエッセイを読んだところ、面白いエピソードが載っていました。さくらさんは、デビュー当時担当編集者だった方と結婚するのですが、その後離婚してしまいます。しかし、それをまるで予想していたかのような人物がいました。それはかの有名な作家、遠藤周作さんです。
さくらさんは結婚直前に、たまたま遠藤周作さんと対談する仕事があったそうなのですが、同行した編集者(夫となる人)を紹介がてら、「今度結婚するんです」と打ち明けました。すると、対談終了後の帰り際に、「あの男、これから先、女を泣かせるよ」と、さくらさんに耳打ちしたそうです。
さくらさんにとっては迷惑な話だったと思いますが、物を書く人というのはやはり、人を見る目、洞察力という点でも優れているのかもしれません。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント