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2006年8月14日 (月)

大阪夏の陣。

どこか遠くの方へ出掛けたくなってしまうことがあります。
追われる生活にくたびれてしまったのか、あるいは単なる気まぐれなのか。
かと言って泊りがけで出掛けるほどの時間もお金もないので、日帰りの出来るどこか遠い所。
私は浜松8時36分のひかりに乗って大阪へ向かいました。

大阪へは10時頃着きました。
簡単な予定は立てて来たものの、排気ガスを含んだ熱風が汗ばんだ顔に絡み付いて、しかも地表の熱が足の感覚を麻痺させ、完全に思考がストップしてしまいました。
途中、自販機で買い求めたミネラルウォーターを片手に、どうにかこうにか大阪城までたどり着くことが出来ました。ところがこのお城、天守閣はすぐ近くに見えるのになかなか目的地までたどり着けなくて手こずりました。
くねくねと蛇行した散策路を通り、漸く入場券売り場に到着した時、これから最上階に登るというのに、既に疲れ果てていました。

天正11年、石山本願寺の跡に豊臣秀吉が築城したのが大阪城です。
大阪夏の陣に落城しました。現在も残っている巨大な石垣や壕は、3代将軍徳川家光時代のものです。

近くて遠かった大阪城を後にして、地下鉄谷町線にて四天王寺前夕陽ヶ丘下車。聖徳太子が建立した日本最古の寺である四天王寺を訪れました。
中門、塔、金堂、講堂が南北一直線上に並ぶ伽藍配置で、四天王寺様式と呼ばれます。
私の行った13日は盂蘭盆のお祭りだったようで、境内は縁日の華やいだ雰囲気に包まれていました。
お線香の香り、果物が少しずつ熟れていく香り、供えられた香花の香りがいくつも重なり合い、境内をゆらゆらと漂っているのでした。

四天王寺建築をゆっくりと堪能すると、せっかくここまで来たのだからと、通天閣まで行ってみることにしました。
途中、釣鐘まんじゅうで有名な老舗の釣鐘屋さんで10ヶ入1箱を購入し、じりじりと暑さの増してきた西日の射す商店街を通り抜けました。

予定していた茶臼山は、時間が迫っていたこともあり、そのすぐ脇を通りながらも行くことは出来ませんでした。
周囲618m、高さ4mの前方後円墳ですが、ここは大阪冬の陣、夏の陣で大阪城を包囲した徳川家康が本陣を置いた所なのです。

今年の夏は私にとっても正念場。
この夏の陣に私は目に見えない孤独とか不安などと闘っているのです。
この内心の切羽詰った憤りとか苦しみを全て吐き出してしまいたい、イヤなことを忘れよう、忘れようと思っては失敗する努力の連続です。
しかしそれもこれも生きているからこその悩みであって、生きた人間の証拠であるのかもしれません。
全ては、時間の流れとともにぼんやりと薄らいでゆくのかもしれません。

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コメント

こんにちは。
突然旅に出たくなるって、ありますよね。
僕の前の職場は、東京駅近辺でしたが、朝など思わず新幹線でどっかに逃げちまおうかとかたまに思ったことがあります。
結局逃げませんでしたが(笑)
旅は、列車に乗って一息ついて駅弁なんぞを食べて、ボケーッと外を見てる時が最高ですね。
人間はボケーッとする時間が必要なのかもしれません。
寅さんもそんな感じだったのかな。。

投稿: moo00 | 2006年8月16日 (水) 00:09

moo00さんコメントどうもありがとうございます。
人は誰しも「息抜き」が必要なんですよね。
環境を変えてボーッとする時間が実は大切なのかもしれません☆
その点、寅さんはふらっと旅に出て自由きままに行動できるなんて、本当にうらやましいですよね~(^o^)
他人にどう思われようと、自分のスタンスを変えないというのはさすがですよね(笑)
私も寅さんみたいになりたいなぁ・・・

投稿: さんとう花 | 2006年8月16日 (水) 09:42

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