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2006年10月12日 (木)

恋に悩む女。

世間の人たちは、35歳の恋をどう思うでしょうか?
「もうオバさんなのに、みっともない。」
きっとほとんどの方に、そう思われているに違いありません。
私のような孤独で内向的な人間でも、たった一人だけ心を許せる友人がいます。
彼女はK美さん。このブログにも度々登場していて、本人も時折このブログを目にしてくれているようです。
K美さんは長年保育士をしています。仕事柄、様々な家庭環境に育つ幼い子供たちの面倒を見て来ました。
彼女は数年前、父子家庭の親子と出会うべくして出会ってしまいました。
奥さんを病気で突然亡くされた、40歳の男性。二人の幼い子供を抱えた大阪人。哀しみも苦しみもその切なささえも、その陽気で明るい関西弁に乗せて、微塵も感じさせない強さがあるのだそうです。
K美さんは保育士である前に、「女」になってしまいました。
子供を朝晩送り迎えする彼に心ときめかせ、かなわぬ恋と知りながら、彼の子供の母親役を務めて来たのです。
それは決して保育士として許されない、他の子供たちへの背任行為。
彼女はそれが最後の恋かもしれないと、私に言いました。
これまでの数多の恋は恋ではなかった、と。彼のためにその身は滅びても構わない、と。世界中を敵にしても彼を守り抜く、と。
どこからその強さが生まれて来るのか、私はただ想像することしか許されません。
彼はしがない木工職人で、生活力はなく、子供二人を育てていくことすら至難の業なのです。
でも、K美さんにとってそんなことはどうでもいいことなのです。
彼女は、必要とされたいのです。
他の誰より、二人の子持ちの40歳のしがない木工職人の彼に。

深夜、K美さんから電話がありました。
「お見合いの話があるの。」
「相手はどんな人?」
「42歳の魚屋さんの長男。」
「で、どうするの?」
「どうしたらいいのか、わからない・・・」
私とK美さんの間に、暫くの沈黙が流れました。彼女の性格を知り尽くしている私は、すぐに察知しました。
「お見合いも何かのご縁だよ。一度だけ会ってみて、自分の気持ちを確かめて来たらどうかな?」
「・・・・・・・。」
「もしその時、『やっぱりこの人ではない』と思うなら、話はそこまで。でも万が一そのお見合い相手に心を動かされる時があったら、それはそれで運命なのかもしれないし。」
たとえ夜更けまで彼女を説得したところで、彼女にとってお見合いなんてどうでもいいことだったのかもしれません。
要は、そのお見合いを「するな。」と「だれか」に一言いってもらいたかったのです。
「だれか」と言うのは、他でもないリツオさん(仮名)あなたですよ!

私はこの場をお借りして言いたいのです。
リツオさん、K美さんといっしょに茨の道を歩んだらいかがですか?
彼女を引き止める権利はない、などと思わず、K美さんをしっかりと掴まえておいて下さい。
あなたを待っていますよ。
それからK美さんのもう一人の友人Nさん。
私はお酒が全く飲めません。なので、K美さんと飲み明かしてあげて下さい。
底なしの彼女に付き合えるのはNさん、あなたをおいて他にはいません。(笑)
また、私は物理的にすぐにそちらへ駆けつけることもままなりません。どんな結果になっても、お酒で気が紛れるのならそれもいいでしょう(笑)

酔い潰れた彼女の面倒を、頼みます。

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コメント

こんにちは。
表題にドキッ!
お友達ですか(^^)
それでは僕も遠巻きながらK美某さまの恋の成就を祈っております。

それにしてもこのごろの天気。
女心と秋の空とは、誠に言いえて妙な限りです。

老婆心ながら
いくつになっても恋をする女性はかがやいてキレイです。
考えてもごらんなさい。
不倫というコトバ。あれは男性的な表現以外の何ものでもありません。女性からみると奥様のある男性だろうが、恋は恋。だからキレイになるわけですな。コソコソしている男性とはくらべようもない。
それはそれで素晴らしいものなわけです(^^)

とはいえ僕は妻子ある身ですが不倫に焦がれるほどもてはいたしません(汗・やがて涙そして苦笑)

それでも~恋は、恋~っ♪ってね

投稿: ぱち | 2006年10月13日 (金) 08:41

おはようございます。こんな時だけ登場して、もーっ、と言わないで下さい。私にとって、この手の話を書き込むブログとさせていただいているようで恐縮です。

まず、年は関係ないと思いますよ。いくつになっても恋はいいものです。ですが、少し本人が混乱しているのなら、少し時間をおいてみてはどうでしょうか。木工職人さんとどのくらいのお付き合いか分かりませんが。

見合の話もそういうことなのでは? 少し冷静になって考えなさいという。少し距離を置いてみて、本当にご縁があれば、やっぱり何かお互い結びつくものがあるでしょう。ただの同情の延長線上に寂しい自分がいて結びついてしまったということでは結婚しても長続きしないでしょうから。

すいません、様子が分からないまま書きました。いずれにせよ、皆様の幸せを祈ります。

投稿: zen9you | 2006年10月13日 (金) 09:54

パチニクさん、いつもコメントどうもありがとうございます(^o^)
私個人的な意見なのですが、「恋」なんてしょせん幻想だと思っているんですよ。恋愛と宗教なんて、紙一重だと思いませんか?
パチニクさんのように、明るく、積極的な恋愛を楽しむようになれれば、私の生き方もだいぶ変わると思うのですが・・・(^_^;)

投稿: さんとう花 | 2006年10月13日 (金) 19:52

全雄さん、なんだか妙に説得力のあるコメントをどうもありがとうございます(^o^)
全雄さんのブログを度々拝見しているだけに、アドバイスを思わず拝みながら(?)読ませて頂きました☆
「ただの同情の延長線上に寂しい自分がいて結びついてしまったということでは結婚しても長続きしない」という言葉、とても、とてもリアリティを感じるのですが・・・(笑)
全雄さんも、実はその昔、辛く哀しい恋に身を投じていたのでしょうか・・・(^_-)-☆

投稿: さんとう花 | 2006年10月13日 (金) 20:04

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