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2008年1月 3日 (木)

秋葉神社。

昨年は長野の善光寺に初詣。
さて今年はどちらへ詣でようか?
快晴にめぐまれた二日の午前中、私はいそいそと出かける準備をしました。
二輌編成の遠州鉄道を利用して終点西鹿島駅下車。
一日に数本しか運行していない秋葉神社行きのバスに乗り換えました。
車内は年配の方がちらほらと見受けられるだけで活気はなく、妙にバスの重いエンジン音が胃に響いてくるのでした。
玄関先にしめ飾りをつり下げた家も少なくなりつつある昨今、このあたりも例外ではなく、お正月ムードの希薄な街並みを滑るように通過。
途中のバス停でお客を拾うようすもなく、ひたすら前進して行きました。
気が付くとすっかり民家は消え失せ、天竜杉のうっそうと生い茂る山の奥へ奥へといざなわれ、まるで俗世間から遠ざかっていくような心境。
うねるようなカーブの連続なのに、手を伸ばせば届きそうな自然のパノラマに圧倒されて、しばし堪能。
やがて秋葉神社(下社)へ到着。
私は参道にもうけられた石の階段をゆっくりと登りつめました。
ここは秋葉大権現がお祀りされており、いわば「火防の神」を御祭神としているのです。

今から八年前の冬、隣家の火の不始末のせいで我が家はもらい火。両親の形見の品はほぼ全滅。幼いころのアルバム写真も消化剤でめちゃくちゃな状態になってしまいました。もしも毎年この秋葉山にお参りしていたら、あんな火事に見舞われることはなかったのでしょうか?
今さらそんなこと考えてみたところで仕方ないことなのですが・・・。
とは言っても幸い私はこの通り息をしているし、心臓も動いています。考えようによっては、あの火事が私のそれまでの厄をすべて焼き払ってくれたのかもしれません。

社殿の前に立った私は、しっかりとかしわ手を打ち、今年一年の無病息災をお願いしました。
自己実現のための地位や肩書きなどいらない。
高収入も望まない。
身の丈とバランスの取れる地道な生活を楽しんでいきたい。
つい忘れがちな感謝の気持ち、やさしい気持ちを持ち続けていきたい。
たった五円のお賽銭で欲張ってあれもこれもとお祈りしてしまいました。
申し訳なさから八百円の火防のお守りを購入。それから売店で秋葉名物てんぐまんじゅう(9ケ入り¥500)も。
これに免じてどうか一つ、神さま、見守っていてください(笑)

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コメント

さんとう花さんこんばんは(^_^)

やっぱりさんとう花さんのブログはなんか落ち着いてていいですね。
僕はNHKの「ゆく年くる年」が好きなんですが、同じような落ち着きを感じますよ。あと「新日本紀行」とか(古いかな・笑)
僕は近所の神社に行きました。
もっと色々まわってみたいんですけどね(^_^;)

あ、上野公園はいいですよ。
殺伐とした東京の中にあるのになぜかあたたかく、懐かしい場所です。

投稿: moo | 2008年1月 4日 (金) 01:00

mooさん、こんにちは(^o^)
いつもコメントありがとうございます(^^)
mooさんも神社とかお寺が好きなんですね☆
都会の喧騒から離れて、のんびりと静寂と癒しの空間に身を置きたくなるでしょ??
狭い日本、ゆっくり、ぼちぼちといきましょう(^_-)-☆

投稿: さんとう花 | 2008年1月 4日 (金) 15:30

こんばんは。
もう始動されてますか?私は昨日からです。
この情景が浮かんでくるような文章、
さんとう花さんが「帰ってきた!」感じがします。
途中でしんみりしますが、オチも少し笑いがあるんですよね。
うまい!

投稿: カイ | 2008年1月 5日 (土) 20:34

カイさん、コメントどうもありがとう(^o^)
私もお仕事始まりました☆
また通常の生活が戻りつつあります。
記事についてのお褒めの言葉をいただきまして、嬉しいやら恥ずかしいやらで・・・(^^ゞ
ふだん褒めてくれる人がいないせいか、お世辞でも嬉しい私です(*^_^*)
あははは・・・(^o^)

投稿: さんとう花 | 2008年1月 5日 (土) 22:38

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