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2008年8月30日 (土)

分け入つても。

蕭々と降る霧雨の中、私は白馬にいました。
日常の喧騒から離れて、山の息吹と風の音を聴きたくなったのです。
つづら折の山道を滑るように登って行くと、徐々に下界から遠ざかり、民家は消え、対向車と出あうこともなくなりました。
遠くにそびえる山々も霧に隠れ、そのあいまいな稜線をまるで私の想像力に委ねようとしているかのようでした。

山の斜面の牧草地に放牧されたホルスタインが、無邪気に草を食み、脇を通りかかった私の方をもの珍しそうに眺めます。
うっすらと霧に濡れた白と黒のコントラストの毛並みが、高原の空気に触れてつやつやと輝いているのです。

私は一体何から逃げようとしているのだろう?
この牛たちに尋ねてみようか?

山頂へと続くリフトは、あいにくの雨模様のせいか運休。
閑散として人の影はなく、動かないリフトはしっぽりと濡れていました。

「答えは自分で探しなさい。」

北アルプスは音も立てずに私を煙にまくのです。
肌を濡らす霧雨も、心が洗われそうな澄んだ空気も、私は全ていただいてまいりましょう。
記憶の片隅に夏の名残を感じつつ。
「色が光となる」ような青さを前に。

分け入つても分け入つても青い山(山頭火)

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2008年8月12日 (火)

エスプレッソ シェイク。

先週の土曜日のこと。すでに記憶はあいまいになりそうなので、ブログに書き留めておきます。
エアコン設備のない我が家を飛び出し、出かけたのは自転車で20分ほどの大型ショッピングモール街。
汗だくになった身体が、店内のキンキンに冷えた冷房のおかげでみるみるうちに冷やされていくのを感じました。
向かったのはタリーズ。
“本日のコーヒー”をいただきに。

アイスコーヒーを注文しようとしたところ、店員さんがひと言。

エスプレッソシェイクはいかがでしょうか? 11日までの限定発売となっております!」

人は誰もが“限定”という言葉に踊らされるのです。
なんだかこれを逃したら二度とはめぐりあえないような悲愴感を覚えてしまうのです。
私は思わず、「じゃあそれください。」と言って、タリーズ11周年記念伝説のおいしさ復活エスプレッソシェイク¥450を注文しました。(←長い前置きだなぁ。)

さて、そのお味の方ですが・・・。
口の中で広がる豊饒なるエスプレッソの香り。
舌に転がるアイスクリームの名残り。
抽出されたエスプレッソのコクが喉を通り過ぎていくのと同時に目の前にエチオピアのコーヒー農園が出現するのです。
ここまで書くと、かえってウソっぽくなってしまうので、要約すると・・・。

「エスプレッソに、濃厚なT'sアイスクリームをたっぷり加えたクリーミーなシェイク」なのです。(←最初からそう言えば良かったかなぁ。)
とにかく何が言いたいのかと言うと、
「とてもおいしかった!」
のひと言。最後の一滴まで残さず飲み干してしまいました。

※タリーズコーヒージャパン、11周年おめでとうございます!

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