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2008年10月 7日 (火)

自転車。

僕は道具、便利なものさ

中国では僕がいないと朝が始まらない
日常生活に溶けこんでいるのさ
僕がボロボロガタガタになろうと
最後の最後まで使ってくれるのさ
僕は高価で貴重な道具だからね
僕は人間の脚になるのさ

だけど、日本では違う
僕はファッションなのさ
ファッションの次に脚になるのさ
赤色だった僕はどこかへ行き
銀色(シルバー)の僕が誕生してる
僕はおしゃれは好きじゃないよ
脚になりたいのさ

僕を雨の中にほうって置くのも
道端に乗り捨てておくのもいい
だけど僕は道具なんだ
飾りではない

僕はいつだって人間に片思いさ

(「自転車」より さんとう花・17歳の時の作品)

はっきり言って、自慢です(笑)
この詩は、Cobalt(コバルト)という集英社から出版されている隔月刊誌に掲載された私の作品なのです。
すでにあれから二十年が経ってしまいました。
なんと月日の流れるのが早いことか。
この詩はその後、集英社文庫から「新・あなたの詩わたしの詩」というタイトルで、1991年に出版された詩集の中の一編として再び掲載していただきました。
私はその詩集を大切に大切に保管しています。

当時、駅の駐輪場に無造作に乗り捨てられ、放置されたままの自転車が、歩道まで占拠し、毎朝毎晩登下校時になると腹立たしい気持ちでそこを通り過ぎていました。
なにしろそのはみ出した自転車のせいで、危険を冒して車道を歩かねばならない日々だったのですから。
これは何とかせねばと、ペンを執ったのでした。

私が今愛用しているママチャリも、すでに十年。
安価なものですが、充分機能を果たしてくれます。
車のない私には、本当に重宝しています。
かなり錆付いていますが、大事に乗りたいと思います。
ペダルをこぐとカタカタと音がして、ハンドルも重いし、前のカゴも多少歪んでいます。
でも、そういう不完全な体裁が妙に私にとっては心地良いのです。

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コメント

17才の時の・・がすごいな!!

自転車と言えば、中学校への通学は自転車でした。家から30分くらいかかりましたかね。何しろ田舎でしたから。冬は本当に辛かったですね。
私は、次男坊でしたので自転車は兄の中古でした。昔の自転車は丈夫でしたね。6年間も毎日酷使されてもびくともしませんでした。made in japanでしたから。友達は、新しい自転車でしたが私は、中古でした。でも、満足してました。当時は、変速機付きの自転車なるものは、スポーツタイプしかありませんでした。大事に磨いていましたから、最後までピカピカでした。確か、高校に入ってからも駅までその自転車を使ったように記憶します。懐かしいなあ~。

投稿: 晴兵衛 | 2008年10月13日 (月) 21:21

晴兵衛さん、こんばんは(^o^)
いつもコメント下さってどうもありがとうございます(^^)
もしかして私の記事を読んでくれているのは、友人のK美さんと晴兵衛さんの二人だけかも!?(笑)
最近は空前の自転車ブームのようですね~。
ガソリンを使わない分、地球にやさしい乗り物なんですよね(*^_^*)
晴兵衛さんもよろしかったら再び自転車に乗って颯爽と風に吹かれてみませんか?(^^)

投稿: さんとう花 | 2008年10月13日 (月) 22:02

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