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2009年12月20日 (日)

メリー・クリスマス。

きりすと
われにありとおもうはやすいが
われみずから
きりすとにありと
ほのかにてもかんずるまでのとおかりしみちよ
きりすとが わたしを だいてくれる
わたしのあしもとに わたしが ある

「八木重吉詩集」より

本年も残すところあとわずかとなりました。
ブログの更新は気ままなもので、滞りがちですが、こうしてどうにか息をしているさんとう花なのであります。

ゲーテやハイネのような海外における著名な詩人とは程遠く、ややもすれば絶版となって文壇の片隅に押しやられがちの詩人、八木重吉の一節を口ずさんでいる今日この頃です。
耽美的でなければ叙情的でもない、あえて言うなら人間的な詩人の吐露に、思わず驚愕しました。
人は貧しい時、弱っている時、誰かに優しくなどできないと言う激しい本音。
敬虔なキリスト者であっても、純粋な信仰心は見返りの上に立つものであると言う自己の告白は、下手な小説より迫真に迫るものでした。

そんな中、宗教的な意味や難しいことなど考えず、クリスマスを祝いましょう!
まずは、今ある我が身の幸福と、全ての事象に感謝をこめて。
アーメン!(←ちなみにさんとう花は、臨済宗円覚寺派の某寺院の檀家であります)

皆様、本年も大変お世話になりました。
この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。
また来年もどうぞよろしくお願い致します。
どうか良いお年をお迎え下さい。

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