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2010年4月26日 (月)

画家と庭師とカンパーニュ。

日曜日の朝は、決まってウォーキングに出かけます。
30分ぐらいのんびりと近所の公園をてくてく歩くだけなのですが、肩こりや便通に良さそうな感じがするのです。

桜はすっかり見ごろを過ぎて、目に染みるような新緑がそこかしこに見受けられます。
公園の立派な楠木の根元にベンチがあるのですが、そこに座ってお気に入りの一冊を読むのも悪くないなぁと思いました。
これから夏にかけて、樹木がちょうど日除けの役割をしてくれるのも有りがたいです。
こんな穏やかな日は、日頃の鬱陶しいことや、雑念を忘れて、素の自分に帰って好きなことに興じるのが一番です。

数ヶ月前、仲良しのSさんからお借りしたDVDが、とても私好みだったので「欲しい」とねだったら、快く了解して頂き、今は私の手元にあります。(←実に親切な方なのです、はい)
以後、度々このDVDを観ては、心穏やかなひと時を堪能しているのです。
そのDVDとは、『画家と庭師とカンパーニュ』というフランス映画です。

この作品は、今年上半期でレンタルして観た映画中、最高得点を入れたいほど素晴らしいものでした。
フランスの片田舎を舞台にした、二人の男の友情をやんわりと描いたものです。
主役の二人は幼馴染みですが、一方は売れっ子の画家、もう一方は国鉄職員を定年後、庭師になるという全く別々の人生を歩みます。
一方をハッピー、他方をアンハッピーとすることなく、それぞれに苦悩を抱えながらもささやかな生活の中に計り知れない慈愛に満ちた幸せがあるのだと教えてくれます。

この作品を観た後、何気ない日常の一コマが、実はとても大切な空間であることを思い知らされるのです。
そして、我が家の猫の額ほどの庭に、ちょっとした家庭菜園を作ってみたくなりました(笑)

『画家と庭師とカンパーニュ』は、ハリウッド映画のような華やかなアクションシーンや男女のラブ・ロマンスには欠けますが、風光明媚なフランスの田舎と、人が人として生きるための知恵が凝縮されていました。
良質で、格調高いフランス映画なのです。

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