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2010年11月28日 (日)

今年のベスト3。

今年の下半期は、自分の萎えた精神を立て直すことで精一杯でした。
職場での過度なストレスは、私から笑顔を消し、明るさを否定しました。
しかし、任期を終了して職場を離れると、みるみるうちに自分が解放されて、本来の自分を取り戻すことが出来たように思います。
本当におかげさまで、私を支えてくれた人に、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、そんな私が心掛けたのは、とにかくたくさんの感情や動揺、驚きを持つことでした。
ウォーミングアップとストレス解消を兼ねてのことなので、やっぱり映画鑑賞が最適でした。
ただ失業中の身なので、度々のシネコン通いも出来ず、新作・旧作のDVDをお借りして、せっせと鑑賞させていただきました!

そこで、あれこれ鑑賞してみて、私なりのベスト3をしぼってみました。(あくまで私の個人的ベスト3なので、あしからず)

まずは、第3位!

それは『第9地区』です。

久しぶりに新しい作品に出合ってしまった、という感覚でした。
SFモノはお金をかけていないと、とかくB級に陥りがちでがっかりするものが多いのに、この『第9地区』には驚きました。
無名の監督で、しかも無名の、素人に毛の生えたような役者さん。(どうやら監督の高校時代の同級生に主役を依頼したそうな)
ところが侮るなかれ、『第9地区』は良い意味で視聴者を裏切ってくれるのです。
なにしろストーリー展開が読めないのですよ。
ネタバレになるといけないので、内容については触れませんが、外見上の醜いものへの嫌悪感や侮蔑。
そこから生まれる差別意識を真っ向から捉えたもの、とでも言っておきましょうか。
今の私のように、自分という人間を見つめ直す時、この作品は本領を発揮するのではないでしょうか。

次に、第2位です!!

はい、それは『MOON』です。

これはイギリス映画で、しかもSF。
『第9地区』同様に、あまりお金はかかっていないような気がします。
だけど、明確な主題に基づいて製作された意図が感じられるので、私は大好きです。
作品のテーマは、おそらく、企業と労働者のあり方、そしてクローン人間に自我(人権)はあるのか、というものだと思われます。
英国人気質らしく、深遠で、気の利いた皮肉に脱帽しました。
ウィキペディアによると、監督はデヴィッド・ボウイのご子息とかで、なるほど、DNAを受け継いだのか作品にアートを感じました。
賛否両論あるかと思いますが、私はこの作品にほぼ満点を差し上げたいです。

さて、それでは本年度の栄えある第1位は!?

はい、それは『オーケストラ!』です。

これはフランス映画です。
ジャンルとしては、ヒューマンドラマと言ったら良いのでしょうか。
でもそれでいて深刻ぶったものではないので、鑑賞後のスッキリとした後味がなんとも言えない爽快感なのです。
作品のコアにおいて、常にポイントとなるのがチャイコフスキーの“ヴァイオリン協奏曲”なのですが、これがストーリーの展開に伴い、絶妙に織り込まれ、上質な仕上がりになっています。
構成も演出も音楽も、実にバランスが良く、ポテンシャルの高い作品だと思いました。

そんなわけで、私のベスト3をご紹介しましたが、まだ未見の方はどうぞご覧になって下さいね。
こんなつたない感想でも、何かの参考になりましたら幸いです。

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