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2014年9月10日 (水)

多文化共生

私が小さいころ、青い瞳の外国人を見た時には、好奇心から後をつけてみたり、その透き通るような色の白さや風になびく金髪を、うっとり眺めたりしたものです。
ところが今は、外国人が街を歩いていても気にも留めないし、我が家の前を外国人の子どもが楽しそうに母国語でおしゃべりしながら歩いていても、当たり前のような日常の出来事となっています。
最近は学校教育の一環としても英語に力を入れているし、子どもを小さいころから英会話教室などに通わせておられる親御さんも増え、否が応でも英語は身近なものとなりました。

そんな中、外国の方々と共に生活していくことは、ある意味、グローバリゼーションに則った最も進歩的な生き方なのかもしれません。
それにしてもこれまで英語英語と騒いでいた皆さん、これからはポルトガル語の習得も、将来への間口を広げる手段になるかもしれませんよ!
もちろん地域性もあると思いますが、ブラジルから就労等で来ておられる方々のほとんどがポルトガル語を話すらしいのですが、その通訳とか翻訳をする日本人が、まだまだ不足しているようなのです。
ここは一つ、日本人が日本の文化・伝統をきちんとプレゼンできるほどの語学力を習得し、ポルトガル語で発信できる人材を育てたら良いのにと思うしだいです。

“多文化共生”という言葉を、中身のない空しいものにしないためにも、少なくとも日本の国土においては、歩み寄りとは少し意味合いが違うのですが、おおよその日本人のあり方、日本人の気質を受け入れてもらう必要があるのではないでしょうか。
たとえば、“郷に入れば郷に従え”という意味・解釈を、きちんと納得してもらえるような語学のセンスを持つ方に、ご活躍頂くのです。

ちなみに11月9日に、クリエート浜松にて『ポルトガル語スピーチコンテスト』が開催されるようです。
これには条件があり、「ラテン系の言語を母語としない方」とあるので、もともとポルトガル語やスペイン語を話す人ではなく、あくまで後天的に学習してポルトガル語を話せるようになった人の募集のようです。

明治維新以降、日本はそれまでの文化・伝統を中断し、充分すぎるほど西洋化に努めて来ました。
これからは受け入れる側から、発信する側に変わっていけたらなぁと思います。
若い人たちの外国語の習得に期待するのと同時に、異なる文化の共生が可能なことなのか、あるいは実現するにはどうしたら良いのかを考察して頂きたいと思う、今日このごろなのです。

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